ゴールデンエージと呼ばれる選手達を抱え、過去最強のチームとの呼び声も高かった。なのに過去3大会の中で一番不甲斐ない戦いぶりだった今回の日本代表チーム。1分2敗。勝ち点1、得点2、失点7という惨敗・・・。その原因はどこにあったのか?
・選手選考の失敗
・監督の采配
・チーム間の不協和音
・コンディション不良
主にその4つが考えられるが、その中で一番の大きな要因は、最初は3番目の「チーム間の不和」ではないかと思ったが、それよりも「コンディション不良」なのではないかと最近は思っている。
選手のコンディションの一番のピークは事前のドイツとのテストマッチにあり、それ以降は下降線をたどったことは明白だ。
ジーコは退陣会見で次のように述べた。
「日本の選手は、筋肉の損傷であるとか、骨折から復帰する日数があまりにもかかり過ぎるという点だ。これは日本人が筋肉の質で劣っているという問題ではない。たとえば、今回のW杯でも試合が終わって移動するときに、多くの日本の選手はアイシングをしながらバスに乗り込んでいたが、ほかのチームではそういったシーンは見られなかった。彼らはどういう治療をしているのか、けがに対する予防やケアをどうしているのか。食文化の違いなどもあるが、もう少しそういった面を突き詰めて、世界の最先端の国と接触を持ちながら、交流することが必要になってくると思う。(以下略)」
また、Numberの最新号によると日本代表の里内フィジカルコーチは決勝トーナメントにピークを持ってくるように調整していたと。
暑さ対策としては一度汗腺を開いておく必要がある。昨年のドイツで開かれたコンフェデで暑さの中、良い内容の試合が出来たのは直前のアジア予選で一度暑さの中で試合を行っており、事前に汗腺を開いていたからこそ、暑さを克服できた。
だが、今回のワールドカップではそのような調整が出来ずに本番を迎えてしまった。
なおかつ、Jリーグのゴールデンウィークの連戦、キリンカップ、福島Jビレッジ、ボン合宿と練習・試合が長期的にかつ断続的に続き、疲労の回復度が遅れたことも要因として考えられる。特に代表決定後はほとんど休みもなかった。さらに単純なシュート練習を何十本も何百本もやったコトが足に疲労を残した。
それらが複合的に絡み合い、選手達の疲労が蓄積し、いわゆるコンディション不良を招いたと考える。
オーストラリアは日本戦の直前、休養日を設け、オーストラリアの選手達は買い物に、ヒディンクはゴルフに興じていたといった報道があったが、そこには選手の疲労回復、コンディションの維持があった。一方の日本はひたすら練習をしていた・・・。
試合前にすでに勝敗は決まっていたのかも知れない。
疲れて調子が上がらない→身体が動かない、走れない→その不満を他人にぶつける→チームの雰囲気が悪くなる→気持ちが盛り上がらない→身体が動かない、走れないコトを気力でカバーできない→ますます不満がたまる・・・
という感じに日本代表は「負のスパイラル」に陥った。
さらにジーコが言っているように「日本の選手は疲労回復が遅い」コトが彼の誤算になり、いろんな判断を狂わせ、あの「テレビ局の都合のせいで暑い中の試合を余儀なくされた・・・」発言に繋がるような気がしてならない。
風邪、ケガ、疲労・・・というフィジカルコンディションの不良。
戦う上で一番基本的なところで日本はすでに負けていた。
それこそが今回のワールドカップで日本代表が活躍できなかった原因だと・・・。