書籍・雑誌

2007/08/20

神々の山嶺

200770041
Leica M6+ズマロン35mm Kodak 100TMX

『神々の山嶺(いただき)』(夢枕獏)を読んだ。
全てを捨て、山と真っ直ぐに向き合い、そして挑む男。その男に魅せられ、彼を追うカメラマン。
エベレストという最高峰を単に目指すだけではなく、まだ誰もが成し遂げていない冬期単独無酸素南西壁に無謀といえる挑戦をするクライマー。
― 足がダメなら手で、手がダメになったら歯で、歯がダメなら目で、それでも、それでもダメになったら...想え。
極限状態でのやりとり。読んでいて、熱くなるモノがこみ上げてくる。

どんなにお金があっても、体力があっても、技術があって、どうしようもない世界がある。
最終的には最後まで諦めない気持ちと神に許された者だけが、その頂に立つことができる。
こう書くと陳腐にみえるが、それを超えるモノがある。

しばらくこの本の余韻が離れないでいる。

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2007/02/27

Leicaと本

自分は本を読むコト、活字を追う行為が好きなので、ライカを買う時、ライカを手にしてからもいろいろな書籍を買い漁って、知識を増やした。

その中で気に入ったのは・・・

撮るライカ―アンチライカマニアのライカ讃歌 撮るライカ―アンチライカマニアのライカ讃歌

著者:神立 尚紀
販売元:光人社

撮るライカ〈2〉―ハードボイルド・ライカエッセイ 撮るライカ〈2〉―ハードボイルド・ライカエッセイ

著者:神立 尚紀
販売元:光人社

この著者は主にM5とMPを実際の取材の現場で使っているので、それなりに説得力がある。「撮る道具」としてのライカは最高だ!と熱く語っている所に非常に共感した。
ちなみに撮るライカ(1)の方は、最近、新装判として新たに発行された。自分は撮るライカ(1)が中々見つからなくて苦労したけど・・・。

あと内田ユキオ氏の本も結構、参考にしたし、いろいろと感化された。

Leicanokaikata1

Leicanosyashinnjutu1

 

この2冊は、ライカ入門書としては最高だろう。初歩的すぎる嫌いがあるのだが、分かり易く丁寧に書かれている。
そして「ライカが欲しい」という物欲を刺激する本でもある。
また、内田氏自身が「ライカが好きだ」というのが、随所に伝わってくる。
ただ、現在は発売されていないので、中古で捜すしかない。自分もオークションやアマゾン、古本屋を巡って探し出したけど、かなり苦労して手に入れた記憶がある。


いつもカメラが いつもカメラが

著者:内田 ユキオ
販売元:〓出版

「いつもカメラが」を読むとこの人は文章と写真のバランスが良いなと思う。
写真を撮るドキドキ感が伝わる。いつまでも、このドキドキ感を持ち続けているコトは、ある意味凄いことだと思う。

Mleica_1_1 Mleica2_1 その他、「ライカ通信」や「M型ライカのすべて」、「M型ライカ 完全マニュアル」などのムック本系もオークションなどでいろいろと捜して、手に入れた。
中でも「M型ライカ完全マニュアル」は、内容は初歩的なことだが、まだ無名時代の伊東美咲を撮影モデルに使っているというコトもあって、意外と高値で取り引きされている。

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2006/10/06

狼花

Ookamibana 大沢在昌の新宿鮫シリーズの新刊「狼花」が5年ぶりに出た。
最初の新宿鮫が出たのは1990年。それから16年。数えれば、これで9冊目となる。
その待ちに待った新作がようやく出たという感じだ。

発売日は9月22日。その日に買ったが、なかなかそれを開くことは出来なかった。
読み出すとあっという間に読み終わる。それがちともったいないと思ったコトもある。
一週間程、机の上に置いたままで過ごした。
結局、読み始めて2日ほどで読み終えた。あっという間の時間だった。ぐいぐいと引き込む筆力、ストーリー展開は流石だ。

この「狼花」では過去何度か登場したシリーズの重要人物に決着を付けている。そんな訳でこの本から新宿鮫を読んだ人には、この世界観には付いていけないだろう。逆に自分みたいにどっぷりと嵌っている人物にはすぐにその世界に溶け込む。

新宿を舞台に、その折々の経済問題、外国人問題、犯罪問題をテーマに、主人公である鮫島、及びその脇役たちが飛び回り、駆け回る。そして登場人物の巧みな会話などがこの本の魅力と言える。
また極論を言えば、「踊る捜査戦」などでたびたび取り上げられる警察機構の矛盾、キャリアとノンキャリアの対立などを世に知らしめた最初の作品だったのではないかと思う。

思えば、この16年という時間で新宿、特に歌舞伎町はその姿を思いっきり変えた。
最近はあまり行かなくなったが、10年前まではよく遊んだものだ。
今でも覚えている。初めて歌舞伎町に足を踏み入れた時のことを。まだ学生だった自分はドキドキしながらも、ワクワクしていた。いろんな人たちがいた。まさにありとあらゆる人がいて、ありとあらゆる欲望を満たしてくれる街。ケバイ化粧をしているような、それでいてスッピンのような。
そんな雰囲気を隠しもせず、全面に押し出していた街だった。

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